伝馬船の伝承を

鈴木達志

2010年02月26日 08:06





西伊豆町の田子(たご)という集落。
昔はカツオ漁船で賑わった港町。
岸壁などなかった時代には、大型船は沖合で停泊。
岸と船とは伝馬船(てんません)で行き来。
動力船でなく、手漕ぎ舟。
櫓を漕ぐのは新人の仕事。
巧く漕げることが勲章でもあったようです。












その櫓漕ぎもできる人は殆どいません。
この素晴らしき伝統を後世に残さなければ、と立ち上がったのが「櫓漕ぎの会」。
以前は、地元の小学校だけに教えていたのですが、ひょんなことでお知り合いに。
そのまま、グリーン・ツーリズムとしてやることとなりました。

今回、水産庁の研修会を私たちで開催させていただいた折に、体験プログラムの一つとして企画、実施しました。
全国から訪れている漁業関係者、とても喜んでいただきました。

「櫓を漕ぐなんて初めてです」

漁業従事者でも今、櫓漕ぎを知っているのは稀という時代です。
明日から始まる、子どもプロジェクト西伊豆マッチングモニターツアーでも、開催が決定。
櫓漕ぎの会の皆さん、また盛り上げていきましょうね!












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