総合学習は大切な勉強です

鈴木達志

2008年05月23日 10:00



ゆとり教育..

小中学校の週5日制。
土曜日が休みになって喜んだ子ども。
でも結局は、受験に影響があるってことで土曜日に塾通い..

文科省の思惑とは裏腹に親たちのあせり。
総合学習といって取り組んだはいいが、何をしていいのかわからない教師。

なんだか、とっても可愛そうに思えてなりません。

自然体験は総合学習。

算数(数学)、国語、理科、社会。そして道徳・・
全てが一度に学べる場なんです。
そんな機会は、他にありません。

『何?』
『どうして?』
『なぜ?』

教科書には載っていない・・
また、載っていても見たこともない、そして触ったことのない子どもたち。

教科書の写真や絵では見ていて名前も知っている・・
どうなるかも知っている・・

でも、
でもね。

自分で体験すると、しないとでは大違い。

一つのことから、次へ次へと疑問が湧き出せば、自分で調べるということに繋がっていきます。

これが大事だと思いませんか?

詰め込み主義の教育。
自分で考えていこうとすることもできません。

教科書の丸暗記・・
社会生活では必要なし。
大事なのは、自分自身で考えて行動できる能力でしょ?

私の行っている「ほんもの自然体験」。
プログラムにおいて、子どもたちから必ず質問を受けます。

『これ、何ですか?』
『何だと思う?』

『どうしてこうなるの?』
『どうしてだと思う?』

答えを話すことは、簡単。
しかし、必ず私は、質問を逆に投げかけてみます。
子どもたち(大人ももちろん)が、間違ってでも自分で答えを見つけ出すようにしています。

答えを導き出す過程が、とっても大切。
一緒になって考えてあげることって必要ですね。

算数とは違い、答えは一つではありません。
いろいろな考え方があってもOK。

自然の中で何かを得て成長してくれればいいな。



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