潮干狩り考察

鈴木達志

2007年05月27日 08:07

安良里に流れ込む川の河口には、ほんのちょっとした砂場があります。
殆どがコンクリート護岸されてしまった漁港ですが、その一部だけが昔の名残をとどめているんですね。
その場所が、安良里で唯一の干潟となっています。



場所は坂本海岸と漁港の境目。写真のように、バックには弁天島が望めます。対岸には安良里灯台がスグちかくにあります。安良里の巾着港の、巾着の上部部分(わかります?)にあたる場所です。
元気な安良里っ子は胸まで海に入って楽しんで獲っています。



地元の方のみ、というか、あまり地元以外の方には知られていませんので、安良里のローカルの方々が、おしゃべりがてらアサリ獲りをしているのが殆どです。
この日は、こんな感じでアサリを獲っていました。
皆さん、自分たちが食べられる分しか獲りません。それが、来年、再来年。そして将来の子どもたちにも続くための方法なんですね。



もちろん、潮干狩りにお金を払って・・・の場所では、アサリを放っているのですが、安良里では、自然のままです。自然、天然のアサリしか取れませんので、量は少ないのですが、それで十分。
春のイベントのようなもので、皆さん楽しんでいます。



美しい海の干潟。漁船が通るたびに、漁師さんから 「アサリ獲れてるかい?」 と声がかかります。あさり獲りをしているので、漁船はスピードを落として通過してくれます。結構、波が立ってしまいますので・・・。こんな気遣いも安良里の住民のよさなんですね。
奥にいる子ども達は、「海志」君と「航志」くん。
これから安良里を背負ってたつであろう、将来の漁師さんのタマゴたちです。
彼らにも、このような経験が将来きっと役に立つのだろうな・・・と思いました。


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