数千体の石狐が並ぶ...誰かに見られている錯覚に

鈴木達志

2011年03月01日 16:00



 明治年代までは二千体あったのだそうです。
 通勤途中に小泉八雲も散歩に立ち寄ったという城山稲荷神社。
 今でも拝殿を取り囲むように並んでいます。
 よく見るとすでに顔も長い年月の風雨で削られてのっぺりしているものが多い。
 中には首がなくなってしまっている狐も。
 
 誰もいないひっそりとした空気。
 誰もいないはずなのに、こっそりと見つめられている錯覚に陥ります。
 何千体の狐の中に紛れて、本物の「狐」が潜んでいるのかも…













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