2010年10月09日
金沢城いもり掘
金沢城いもり掘
いもり堀は、金沢城の南西側を囲む外堀。
江戸時代後期の絵図や文献にこの名はみえますが、名称の由来ははっきりして
いない。明治40年(1907)旧陸軍により上部の削平と埋め立てが行われ、そ
の跡地は旧陸軍用地を経て、戦後はテニスコートとして利用された。
江戸時代の堀は、幅が広い所で約40m、深さが10m以上あり、水を湛えていた。
斜面は土羽で比較的緩やかな勾配で造られ、南東端には鯉喉櫓台(りこうやぐら
だい)の石垣があった。
鯉喉(りこう)櫓台
江戸時代後期の絵図によれば、往時の鯉喉櫓台は現在の道路中央付近まで続く
折れ曲がりの形状となっている。
復元工事では、折れ曲がりのうち歩道手前までの範囲を行った。
Posted by 鈴木達志 at 18:00│Comments(0)
│お城めぐり
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