2010年03月14日
こうなご水揚げ

答志島の季節の風物詩。
小女子漁。
3隻の漁船で取り囲んで網を入れる漁法。
見事なチームワークの賜物です。
岩屋山遊歩道の東屋から、その捕り物の様子が手に取るように見えます。
この漁は簡単では無く、かなりの熟練を要することと、運というものも必要であることがわかりました。
そうなのです、この漁。
3隻の船が一気に取り囲んでいくのが特徴なのですが、小女子が沈んでしまうようで、せっかく船が回りを丸く回ってもすぐに解散…という場面ばかり。
網を入れるまではいかない事が多くありました。
見ているだけで感動しました。

ここは答志新港。
小女子を積んだ漁船がひっきりなしに到着しては出ていきます。
この船は親子三代の漁師一家。
おじいちゃんはなんと80オーバー。
おとうさん、そして息子…
まるで絵にかいたような漁業のあり様じゃないですか。
活きている漁業風景を目の当たりにしました。
残念ですが、西伊豆では絶対に見る事が出来ないことです。

この大きなタモを入れるのだそうです。
そしてビクのような深さがあり、小女子が入るという仕組み。

船から引き揚げて市場に並べていくのはお母さんたちの仕事です。
ズラリと並んで一斉に動く姿は、さすがは漁師の女将さんって感じです。
今日は大漁だそうです。
卸値を聞いてびっくり。
それなら親子三代、30ノットの船も作れるわけだ…
でも、こんな日ばかりではないのが漁師の仕事ですけれど。

Posted by 鈴木達志 at 09:00│Comments(0)
│旅の空間
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