2007年07月19日
甲斐駒ケ岳一考
山を登っていると、「ああ、ここからも見える」と
富士山を確認できることがあります。
その、ひと目でわかる山容と形は日本人の心に
染み付いている風景なんでしょうね。
小さな子どもにも理解できる形ですから・・・

この写真は南アルプス甲斐駒ケ岳からの富士山遠望です。
地理的にこの富士山の真後ろの位置に、伊豆があるのです。
甲斐駒ケ岳は、日本各地に存在する駒ケ岳の中でも
私が一番好きな山です。
中央高速道を走れば、嫌が応にも、この甲斐駒が見えます。
名前を知らない方も多いのでしょうが、天に聳えるように立つ山で
かなりの威圧感も感じる山なのです。
じっくり見れば、白く見えるのは、山自体が
花崗岩で形成されており、中央道から見える谷は
黄連谷といい、それは見事な花崗岩の谷なのです。
真白い岩の上を流れる水は、清流そのもの。
秋に登れば紅葉と白い岸壁とのコントラストが、それは見事です。
南アルプスの天然水とは、この澤水のことです。
近づけば、写真のように白く風化した山なのが良く分かります。
歩くとザザーっと足元が流れていくような砂礫で
丹沢のような土の山ではありません。
この甲斐駒は、クライミングルートも多数あり、
Aフランケ。赤蜘蛛ルートなどクラシックルートから
クラックをルートとするジャミングテクニックを駆使する
高難度グレードルートまで多々、存在します。
この頂上まで歩いていくとすれば
「黒戸尾根」を登るのが一般的。されど、この尾根は
日本を代表する「馬鹿尾根」と定義される尾根なのです。
簡単に言えば、長く登りが続く辛いルート・・・
日本三大馬鹿尾根の、私はナンバーワンだと思います。
他には、北アルプスの燕(つばくろ)岳への合戦尾根などがありますが
この黒戸尾根の比ではありません!
長く苦しい尾根を登りきれば、この風景が広がるのです。
登りきった登山者だけに与えられるピュアな風景。
登山を志す人にしか理解できないかもしれませんが、
感動は、自分自身で得てこそ・・・だと思います。
登山愛好者の心内・・ちょっとでも理解できますでしょうか?
富士山を確認できることがあります。
その、ひと目でわかる山容と形は日本人の心に
染み付いている風景なんでしょうね。
小さな子どもにも理解できる形ですから・・・

この写真は南アルプス甲斐駒ケ岳からの富士山遠望です。
地理的にこの富士山の真後ろの位置に、伊豆があるのです。
甲斐駒ケ岳は、日本各地に存在する駒ケ岳の中でも
私が一番好きな山です。
中央高速道を走れば、嫌が応にも、この甲斐駒が見えます。
名前を知らない方も多いのでしょうが、天に聳えるように立つ山で
かなりの威圧感も感じる山なのです。
じっくり見れば、白く見えるのは、山自体が
花崗岩で形成されており、中央道から見える谷は
黄連谷といい、それは見事な花崗岩の谷なのです。
真白い岩の上を流れる水は、清流そのもの。
秋に登れば紅葉と白い岸壁とのコントラストが、それは見事です。
南アルプスの天然水とは、この澤水のことです。
近づけば、写真のように白く風化した山なのが良く分かります。
歩くとザザーっと足元が流れていくような砂礫で
丹沢のような土の山ではありません。
この甲斐駒は、クライミングルートも多数あり、
Aフランケ。赤蜘蛛ルートなどクラシックルートから
クラックをルートとするジャミングテクニックを駆使する
高難度グレードルートまで多々、存在します。
この頂上まで歩いていくとすれば
「黒戸尾根」を登るのが一般的。されど、この尾根は
日本を代表する「馬鹿尾根」と定義される尾根なのです。
簡単に言えば、長く登りが続く辛いルート・・・
日本三大馬鹿尾根の、私はナンバーワンだと思います。
他には、北アルプスの燕(つばくろ)岳への合戦尾根などがありますが
この黒戸尾根の比ではありません!
長く苦しい尾根を登りきれば、この風景が広がるのです。
登りきった登山者だけに与えられるピュアな風景。
登山を志す人にしか理解できないかもしれませんが、
感動は、自分自身で得てこそ・・・だと思います。
登山愛好者の心内・・ちょっとでも理解できますでしょうか?
Posted by 鈴木達志 at 00:35│Comments(2)
│登山・クライミング
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大沼公園から見る駒ヶ岳本当に綺麗ですね。春夏秋冬、季節によっていろいろな姿に見えるのも不思議ですね。見ているだけ、心が落ち着きます。北海道駒ヶ岳(ほっかいどうこまがたけ)...
北海道の駒ケ岳は活火山です 大沼公園から見る駒ケ岳 すばらしいですね しかしもう何回も噴火しています【北海道札幌から始まり全道の観光地、観光名所、市町村の情報紹介】at 2007年07月21日 13:26
この記事へのコメント
登山愛好者の心内・・ちょっとだけ理解しました(笑)
Posted by しるば(またの名を“なお”という) at 2007年07月19日 11:02
しるばさん。決してMではないのです...
Posted by 鈴木達志 at 2007年07月19日 16:14
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