2007年02月05日
安良里の大聖寺



安良里の山側には「授宝山大聖寺」があります。
後醍醐天皇の御代に真言の僧泰庵が創立し、臨済宗円覚寺派国清寺の末寺です。
本尊は「波切不動」と呼ばれ、不動明王の木造座像で聖徳太子作といわれています。
ここで聖徳太子の名が出てくるのも驚きですね。
とても気持ちの良い時間が過ごせる場所で、時々、散歩がてら歩いてきます。
境内からは安良里港が望め、今は梅が満開、もうすぐ桜が咲き始めそうです。
この大聖寺さんですが、昔は山の上にあったそうですが、不動の霊力が強く漁船に
影響が出るとの事で現在の場所へ移動したと言われています。
きっと、海が見えすぎて霊験が強すぎたのでしょう。
現在も漁業関係者、海運業関係者から深い信仰を受けています。
先月の28日には大般若が開催されて、甘酒や汁粉が振舞われ、ご馳走になってきました。
境内には寿公園があり、御即位滝と池(大正4年昭和天皇即位記念)や
波切不動尊銅像(1977 年3月28 日竣工)があります。
不動尊の御開帳は60 年に一度ですので、レプリカを設置してあるそうで、
これがなかなかのものです。
他にも石段中央正面には元不動石像、鐘楼(木造四本柱建て、平成4年3月)、
大灯篭(石造神社型一対)、日清日露日独戦没記念碑や本堂正面の狛犬は
文政7年(1824)の作があり、豆州八十八ヶ所第八十五番の札所としても
お参りの方が多いのです。
不思議に思ったのはお墓が無く、これは不動明王を祀っているためなのです。
静かな境内でぼーっとした時間を過ごしていると気持ちも落ち着いてきます。
安良里へお越しの際は、是非訪れてみてはいかがでしょうか。おすすめですよ。
[安良里を訪ねる健康ウォーキング]
Posted by 鈴木達志 at 21:23│Comments(0)
│安良里
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